Dream。~君と私の応援歌~
「嬉しかった。お前の応援歌」
湊くんがぽつりと言った。
私の脳内に屋上での出来事がフラッシュバックする。
そ、そういえば、私……。
湊くんに抱き締められたんだっけ?
ますます顔が赤くなっていく。
見られないように、うつむいて顔を隠す。
「お前の歌で俺はやる気がでた。……やっぱお前、歌手の才能あるよ」
「ほ、ほんと?」
顔をあげ、湊くんの方をみる。
パッと合う目。
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