Dream。~君と私の応援歌~
思わず目をそらす。
「なんでそらすの?目。」
「べ、別にそらしてなんかっ……」
「わかった。俺のこと、好きになったんだろ?」
は?
何言ってるの。湊くん。
「ちがった?絶対そうだと思ったのにな」
どこから来るの。その自信。
「ち、ちがうよ!何変な勘違いしてるの。もうっ!!」
怒ってギターをケースにしまう私に、湊くんが「ごめんごめん」と笑う。
「でも、才能があるのはほんとだよ。お前の歌、なんか元気になる。歌手になれるよ。きっと。」