恋するドリームノート
及第点、もらっちゃった‼
ドリームノートに書いた、
美味しいコーヒーを淹れられるようになる。
それが、叶った。
嬉しい〜。

「おばちゃん、ありがとう。まだまだ頑張ります。」
「私の腰の具合も良くなってきたし、ゆいちゃんに、もっと、お店のことを教えないとね。」
「はい、お教え願います‼」
「どう、ランチを作ってみない?」
「ええっ、私が?」
「寒いから、ポトフなんかどうかしら?
煮込んでおけば、良いし。」
「おばちゃんのポトフ、教えてくれるの?」
「8時にお店を閉めたら、特訓ね。」

ランチ、お客様が待ってる。
おばちゃんの味を上手く出さなくちゃ。

それに、
誰よりも…。

井上さんに食べてもらいたい。
美味しかったって、言ってもらいたい。

あれから、
塩辛いロールサンドを作ってしまってから、
井上さんが来ない。
怒らせちゃった。
とっても気になっている。

「ゆいちゃん、ポトフの材料をさ。あら?ゆいちゃん、どうしたの?ボーッとして。」
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