恋するドリームノート
次の日の朝、
お店を開ける準備をして、
看板を外に立て掛けた。
『コパン特製ポトフ』
おばちゃんの字で書かれている。

「おっ、ランチが復活だな。」
いつも来てくれるジャンパーの男の人が、覗きに来た。
「会社の仲間にも知らせるよ。」
「ヨロシクお願いします‼」

なんだか、ソワソワしちゃう。
おばちゃんも、お店にお花を飾って、ニコニコ顔。

11時30分。
ランチタイムになって、
ドアの向こうから、お客様が入って来た。
「ポトフお願いします。」
「はい、ただいま。」

ジャンパーの男の人も会社のお仲間と4人で来てくれた。

ポトフが、どんどんオーダーされる。

「美味しい〜、温まるね。」
そう言って、美味しそうに食べてくれる。

「ゆいちゃん、お客様が大喜びね。」

やった‼
大成功‼
ドリームノート、お料理のレパートリーが増えた。
私の夢が叶っていく。
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