恋するドリームノート
ドリームノート、第一章。
チリリン。
白いドアを開けると、そこは小山のおばちゃんがオーナーをしている喫茶店コパン。
おばちゃんは、ご主人を亡くして喫茶店で、毎日、美味しいコーヒーを淹れている。

「ゆいちゃん、おはよう。今日からお願いね。」
「おばちゃん、私さ、こういう仕事したことないから。上手く、出来るかな。」
「まぁ、私の言う通りに動いてよ。」

喫茶店コパンのバイトさんが辞めてしまって、急きょ、私が助っ人になったのだ。

ドリームノートの1番、新しい仕事。
この、喫茶店のアルバイトってこと？

「さぁ、ゆいちゃん。このエプロンをつけて。まずは、お店の開店準備。お掃除から。さっさとね。」
「はぁい。」

おばちゃんから、黒いエプロンを受け取って、つけて見ると、なかなか様になっていた。

「ひゃっ、冷たい〜。」
蛇口をひねると冷たい水で、手が凍りそう。
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