Bitter&Sweet
「いつまでそこで見てるき?」
「へ?」
猫を見ていたその目は、私へと移り変わり、やばい!そう思った時には遅かった…
「えっと…
ゴミ捨てに来たら子猫ちゃんがいて、珍しいなぁ〜と思いつけてみたら…
椎名君がいまして…
それで…」
「この事、誰にも言うなよ?」
いつの間にか目の前にいる椎名君。
「い、言わないよ‼︎
安心して…!」
ははって笑ってみせるけど、あきらかき引きつってしまう。
「椎名君って猫が好きなんだね!
ちょっと驚いたな〜!」
無愛想なのは変わらないのに、なぜだか可愛くみえてきてつい顔がほころぶ。