恋愛戦争 最強ヒツジVS弱虫オオカミ
ガラガラッ
菜々花が戻ってきたみたい。
「ななちゃんおかえりなさ~い!」
ちょっとため息をつきながら私たちの近くにあったイスに座った。
「智奈美、荷物ありがと。ハイ、日誌。」
「あッ全然大丈夫だよ。日誌ありがとね!」
菜々花?元気がない。
「ねぇねぇ!転入生どうだった?」
興味津々のみぃは、さっそくその話をする。
「あぁ、転入生?もうイヤ。」
えっ!?
「なんで?」
「校則全然守ってない。学級委員長がそういうの注意していかなきゃいけないから…」
はぁー、がっくりとうなだれる菜々花。
「それにヤンキーだから手が出せない。」
もぅ決まった!ぜーったいゆうくんじゃない!
そんな悪い子じゃないもん。