狂犬の手懐け方


「相馬くん本当に犬塚さんと付き合ってるの?」

「まあね」

涼しい顔で嘘をつく。
この女子の努力して手に入れたであろう女性的な体は犬塚にはないものだ。

「ふーん。相馬くんも特定の相手作るんだね。
飽きたら私のとこ来てくれていいよ」

「そんなこと言っちゃ俺、あいつに殺されちゃうよ」

適当に笑みを浮かべる。女子は去っていった。

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