Let's玉の輿!
「えーと1年2組はどこだー?」
葵くんは用があるって言ってたから、途中で分かれたんだけど…
「まじでここどこーーー?!」
そう、私迷っちゃったの。
だってさ、校舎広すぎるんだもん、どこに何があるのかわかんない。しかも、誰もいないし。
「ほんとにどうしよっかなー、かなに迎えに来てもらおっかな…。」
大きな独り言言いながら角を曲がったら…、
どんっっ!!!
「痛ぁ…、もう誰?!」
あーもう、運がないなぁ。
「それはこっちの台詞だ」
うっわぁ…すっごい美少年…肌が白くて瞳は碧くて大きくて、ふわふわの髪の毛は明るい茶色。これ地毛かな?なんかヨーロッパの国の王子様みたい。見惚れちゃう。
「周り見ろよ、ブス」
さっきのは前言撤回。今何て?こいつ何て言った?
ちょっとでもかっこいいって思ったさっきの私を殴りたい。
ふわっ…
「ごめんなさい、怪我してない?ちょっと未來何してんの!」
うっわぁ…すっごい美少女…肌が白くて瞳は碧くてくりっとしてて、顔はすっごいちっちゃくて、ふわふわで緩く巻いてある髪の毛は落ち着いた茶色。しかも華奢でお人形さんみたい。ほとんどすっぴんに見えるけど、すっごい綺麗。
でも話し方はなんだかお母さんみたい。
一体、何なんだこの二人。
「大丈夫?」
「あっ、だ、大丈夫大丈夫!全然平気!」
「良かったぁ。あ、自己紹介してなかったね。あなたとぶつかったこの口悪いこいつは仲田未來で、私は仲田優乃。私達双子なの。」
あ、双子!見た目からして納得だわ。
「私は山田唯衣。よろしくね。」
「よろしくね、ゆいちゃん。ゆいちゃん一年生だよね。何組?」
えっ
「なんで私が一年生だって知ってるの?」
「あ、ごめん、上履きが青いから一年生だろうなって思って。私達も一年生だよ。未來が2組で私は3組」
「そうなんだ、私2組だよ」
チッ…
「えー、残念。同じクラスだったら良かったのに。」
何か私が2組って言った後に未來くんから舌打ちが聞こえた気がしたけど…
「あ、ねぇ、ゆのちゃん。教室の場所わからないかな?私迷ってたんだ。2組の場所わかるなら教えて欲しいな」
ゆのちゃん達も一年生だからわかるかどうかわからないけど…迷子から抜け出せますように…!
「いいよー。2組なら、未來が同じだから一緒に連れていってくれるよ。ねぇいいでしょ、未來。」
って、えぇ!?未來くんに案内してもらうの?未來くん不機嫌そうだしちょっと不安だよぉ…。
フッ…
「嫌だよ、こんな奴の案内なんか。誰がしてやるか…ッ痛!ちょ、お前何すんだよ!」
耳つねった!耳つねった!(大事なことなので2回言いました。)
「ありえないっ、女の子には優しくしなきゃ。当然の報いよっ。」
「はぁ?」
あ、喧嘩が始まっちゃった…どうしよ…逃げるか?逃げまいか?
喧嘩止めるべきかな…でもどうやって…
グルグルグルグルグル…決まらないぜ、このやろう!
「もういいわ。私がゆいちゃん案内します。」
そうこうしてるうちに喧嘩収まっちゃったぜ!
「あー、そうしてくれ。」
「ゆいちゃん、あんな奴ほっといて行こ。」
あ、追いかけないとゆのちゃんがさっさと一人で行っちゃう。
「う、うん。」
慌てて私もうなずいてゆのちゃんを追いかけて歩き始めた。
ふぅ、朝から色んな事が起きるなぁ…。
ふっと左隣のゆのちゃんの横顔をじっと見てみる。見れば見るほどほんとにゆのちゃん可愛いなぁ…。顔面人間国宝かってくらい、綺麗すぎるお顔だ。
「未來がごめんね。未來ちょっと女の子にトラウマがあって。それで女の子みんなに強く当たっちゃうの。」
「そうだったんだ…。」
そうなのか…だから強く当たられたのか…。でもなんだ、ムカつくな。
そんなの自分の勝手じゃんか。なんてちょっと思ってしまったりもする・・・はは。
「未來、悪い奴じゃないからさ仲良くしてあげて?孤立しがちだから。目かけてあげて。」
そう言ってゆのちゃんは深くお辞儀して私にお願いしてきた。
あぁやって喧嘩とかしててもゆのちゃんと未來くんはお互いに想い合ってるんだなってすごく伝わってくる。
「うん。」
私にはうなずくことしか出来なかった。
そんなことゆのちゃんに言われたら、私にはうなずくことしか出来なかった。
「はい、2組着いたよ!」
「わっ、いつの間に。」
ゆのちゃんの隣で歩いてただけだったからあっという間だった。
「じゃあ、私隣の教室だから。ゆいちゃんまたね!」
「またね、ゆのちゃん。」
朝から色んな事が起きてちょっと疲れちゃった…
朝だけど帰ってお昼寝したい気分。
「あーゆいやっと来たぁー。もう暇だったんだからぁー」
教室に入ると、かなが走ってよってきた。
「ごめん、かな。ちょっと迷っちゃってさ。」
「え?もう私を呼んでくれればよかったのにー」
ごめん、ごめん。と言いながら私の席を探す。あ、左端の一番後ろの席だ。
「ゆいちゃん。」
右隣の席から呼びかけられて見てみると・・・、
「あおいくん!」
隣の席にあおいくんが座ってた。嬉しすぎる。
これって奇跡?偶然?いや、運命でしょ!
これは神様が私にくれたプレゼントだ!頑張らねば!
葵くんは用があるって言ってたから、途中で分かれたんだけど…
「まじでここどこーーー?!」
そう、私迷っちゃったの。
だってさ、校舎広すぎるんだもん、どこに何があるのかわかんない。しかも、誰もいないし。
「ほんとにどうしよっかなー、かなに迎えに来てもらおっかな…。」
大きな独り言言いながら角を曲がったら…、
どんっっ!!!
「痛ぁ…、もう誰?!」
あーもう、運がないなぁ。
「それはこっちの台詞だ」
うっわぁ…すっごい美少年…肌が白くて瞳は碧くて大きくて、ふわふわの髪の毛は明るい茶色。これ地毛かな?なんかヨーロッパの国の王子様みたい。見惚れちゃう。
「周り見ろよ、ブス」
さっきのは前言撤回。今何て?こいつ何て言った?
ちょっとでもかっこいいって思ったさっきの私を殴りたい。
ふわっ…
「ごめんなさい、怪我してない?ちょっと未來何してんの!」
うっわぁ…すっごい美少女…肌が白くて瞳は碧くてくりっとしてて、顔はすっごいちっちゃくて、ふわふわで緩く巻いてある髪の毛は落ち着いた茶色。しかも華奢でお人形さんみたい。ほとんどすっぴんに見えるけど、すっごい綺麗。
でも話し方はなんだかお母さんみたい。
一体、何なんだこの二人。
「大丈夫?」
「あっ、だ、大丈夫大丈夫!全然平気!」
「良かったぁ。あ、自己紹介してなかったね。あなたとぶつかったこの口悪いこいつは仲田未來で、私は仲田優乃。私達双子なの。」
あ、双子!見た目からして納得だわ。
「私は山田唯衣。よろしくね。」
「よろしくね、ゆいちゃん。ゆいちゃん一年生だよね。何組?」
えっ
「なんで私が一年生だって知ってるの?」
「あ、ごめん、上履きが青いから一年生だろうなって思って。私達も一年生だよ。未來が2組で私は3組」
「そうなんだ、私2組だよ」
チッ…
「えー、残念。同じクラスだったら良かったのに。」
何か私が2組って言った後に未來くんから舌打ちが聞こえた気がしたけど…
「あ、ねぇ、ゆのちゃん。教室の場所わからないかな?私迷ってたんだ。2組の場所わかるなら教えて欲しいな」
ゆのちゃん達も一年生だからわかるかどうかわからないけど…迷子から抜け出せますように…!
「いいよー。2組なら、未來が同じだから一緒に連れていってくれるよ。ねぇいいでしょ、未來。」
って、えぇ!?未來くんに案内してもらうの?未來くん不機嫌そうだしちょっと不安だよぉ…。
フッ…
「嫌だよ、こんな奴の案内なんか。誰がしてやるか…ッ痛!ちょ、お前何すんだよ!」
耳つねった!耳つねった!(大事なことなので2回言いました。)
「ありえないっ、女の子には優しくしなきゃ。当然の報いよっ。」
「はぁ?」
あ、喧嘩が始まっちゃった…どうしよ…逃げるか?逃げまいか?
喧嘩止めるべきかな…でもどうやって…
グルグルグルグルグル…決まらないぜ、このやろう!
「もういいわ。私がゆいちゃん案内します。」
そうこうしてるうちに喧嘩収まっちゃったぜ!
「あー、そうしてくれ。」
「ゆいちゃん、あんな奴ほっといて行こ。」
あ、追いかけないとゆのちゃんがさっさと一人で行っちゃう。
「う、うん。」
慌てて私もうなずいてゆのちゃんを追いかけて歩き始めた。
ふぅ、朝から色んな事が起きるなぁ…。
ふっと左隣のゆのちゃんの横顔をじっと見てみる。見れば見るほどほんとにゆのちゃん可愛いなぁ…。顔面人間国宝かってくらい、綺麗すぎるお顔だ。
「未來がごめんね。未來ちょっと女の子にトラウマがあって。それで女の子みんなに強く当たっちゃうの。」
「そうだったんだ…。」
そうなのか…だから強く当たられたのか…。でもなんだ、ムカつくな。
そんなの自分の勝手じゃんか。なんてちょっと思ってしまったりもする・・・はは。
「未來、悪い奴じゃないからさ仲良くしてあげて?孤立しがちだから。目かけてあげて。」
そう言ってゆのちゃんは深くお辞儀して私にお願いしてきた。
あぁやって喧嘩とかしててもゆのちゃんと未來くんはお互いに想い合ってるんだなってすごく伝わってくる。
「うん。」
私にはうなずくことしか出来なかった。
そんなことゆのちゃんに言われたら、私にはうなずくことしか出来なかった。
「はい、2組着いたよ!」
「わっ、いつの間に。」
ゆのちゃんの隣で歩いてただけだったからあっという間だった。
「じゃあ、私隣の教室だから。ゆいちゃんまたね!」
「またね、ゆのちゃん。」
朝から色んな事が起きてちょっと疲れちゃった…
朝だけど帰ってお昼寝したい気分。
「あーゆいやっと来たぁー。もう暇だったんだからぁー」
教室に入ると、かなが走ってよってきた。
「ごめん、かな。ちょっと迷っちゃってさ。」
「え?もう私を呼んでくれればよかったのにー」
ごめん、ごめん。と言いながら私の席を探す。あ、左端の一番後ろの席だ。
「ゆいちゃん。」
右隣の席から呼びかけられて見てみると・・・、
「あおいくん!」
隣の席にあおいくんが座ってた。嬉しすぎる。
これって奇跡?偶然?いや、運命でしょ!
これは神様が私にくれたプレゼントだ!頑張らねば!