☆俺様のめがね姫☆
キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン
「やっべ!チャイム鳴ったしっっ」
「早く行こーぜ!」
ガラガラ――…
「間に合ったあ―…」
「あっち―」
俺の席の斜め後ろは、亮。
授業中うっせーんだよな。
でも憎めない奴っていうね。
「敦陽くんおはよう♪」
「おはよ」
そう言うと俺は席についた。
コイツは仲居愛。
俺の隣の席。
仲居も俺に、キスを頼んだ女の一人だ。
キスしてから、いつも以上に喋りかけてくる。
…正直……
ウザイんですけど。
「敦陽くんってー、髪染めてるのお?」
「染めてないけど」
「じゃあ!元から髪、茶色なんだあ!」
「そーなんじゃない?」