☆俺様のめがね姫☆
広がる髪から、シャンプーの香が漂った。
キレイな瞳が泳いでいた。
「可愛いしっ」
クシャクシャっと頭を撫でると、
クウは嬉しそうに笑った。
「着替えてくる!!」
そう言うとクウは、試着室に行った。
(さりげスキップ混じり笑)
試着室の横の壁にもたれる。
「カッコイイ♪」
「だれか彼女待ってるのかなあ?」
あー、
うっとうしい。
だから何だよ、みたいな。
俺のイライラが、
最高潮に達しそうな時――・・・・