☆俺様のめがね姫☆
「・・・・・あ?」
「はっ?」
目をそっと開ける。
私は自分の腕で頭を守っていた。
「お前、反抗する気?」
周りの怒りが最高潮に達した。
「マジ死ねやっ」
ガチャッ
「はあっ・・はあっ・・
────な・・に、やってんだテメェら・・・」
「敦・・・・陽?」
皆の顔が真っ青になる。
「クウ!!
大丈夫かッ!!!?」
私の顔を覗き込む敦陽。
「うん・・大丈夫っ・・
でも何でここが・・?」
「枝音が委員会の呼出しの帰りに、屋上まで誰かに連れてかれるクウを見たって」
し、枝音ちゃん──
「お前ら・・何しようとした?」
「べ、別に何も・・」
動揺する亜由美さん。
「もうクウに近づくな、それと俺にも近づくな」
「ッッ!」
敦陽は私の手を握って屋上を降りてった。