☆俺様のめがね姫☆
────紅憂Side
「ふう・・」
自分の席について、ため息───
「敦陽と付き合ってんでしょー、有沢さん?」
「そーそー、てか告ったのどっち?」
「敦陽だってよお」
付き合うと、
良いことも
悪いことも
たくさん起こるんだな。
嫌がらせはもう無くなったけど
私と敦陽が付き合ってる話しは絶えないらしい・・・・・
そうだよね、
だって、
あんなにカッコイイ敦陽と
こんな地味な私が釣り合うワケないんだもん。
それに、
私・・初カレは敦陽が初めてだから、
こういう時、どうすればいいか分かんない・・
「クウちゃんおはよっ」
一瞬、
シャンプーの香りがした。
「枝音ちゃんっ
────おはよっ」