☆俺様のめがね姫☆






あっという間に、私の番。

今は1組がビリだった。




「ふうっ・・」



緊張するっ

あ!敦陽、見てくれてるかなあっ??





私の視線は、無意識に敦陽を探した。


あ!いた!!

─────あれれ?





敦陽が・・・
女の子と腕組んでる・・・

敦陽が・・・
女の子と写真撮ってる・・・






「な・・・んで?」



「クウちゃん!はい!」



平塚さんからバトンを受け取る。



そして─────





「敦陽のばああかあああ!!!!!!!!!泣」






全力疾走した。





《おーっと!コレはすごい!!赤の1組がどんどん追い抜いていきますっ!!!!》




バカバカバカバカ!!!!!
敦陽のバーカ!!!!!







《ゴーール!!!!
すごいです!!1組1位ですっ!!!》






「・・・・・え?」




皆の歓声。
・・・・・・何?






「有沢さん!凄い!1位だよおっ!!」




いちい・・・・・???






「やったあっ!!」




何が何だか分からずがむしゃらに走ってたけど、

何か私、
凄いことしたらしい!




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