☆俺様のめがね姫☆
時間は経ち──────
「クウちゃんっ
次800mでしょ?敦陽出るんじゃない?」
振り向くと枝音ちゃんがいた。
「あー、そうだねっ」
敦陽────・・・・・
沸々と、
さっきの嫉妬心が湧いてくる。
でもさっきのは、少し冷たすぎたかな涙?
「応援しに行こ?」
「う・・うん」
二人で、敦陽がよく見える客席に行った。
だけどそこは─────
「敦陽まだかなあっ♪」
「敦陽先輩マジかっこいいし!!」
「彼女になりたーいっ」
「敦陽のファンで埋めつくされてる;;」
あー、もう!
いいもんっっ
敦陽なんて
知らないもんっっ
「クウちゃん!!!」
「ふえっ!!!?」
イキナリ枝音ちゃんが私の肩を掴んだ。
「ファンになんか負けちゃ駄目!!!
愛の力よ!!愛の力で誰よりも敦陽を応援してあげるのよっ!!!!!」
「ししっ枝音ちゃん!?」
どうしたのっ!!!??