☆俺様のめがね姫☆






時間は経ち──────







「クウちゃんっ
次800mでしょ?敦陽出るんじゃない?」

振り向くと枝音ちゃんがいた。

「あー、そうだねっ」



敦陽────・・・・・



沸々と、
さっきの嫉妬心が湧いてくる。

でもさっきのは、少し冷たすぎたかな涙?




「応援しに行こ?」

「う・・うん」



二人で、敦陽がよく見える客席に行った。





だけどそこは─────





「敦陽まだかなあっ♪」
「敦陽先輩マジかっこいいし!!」
「彼女になりたーいっ」






「敦陽のファンで埋めつくされてる;;」
あー、もう!
いいもんっっ


敦陽なんて
知らないもんっっ






「クウちゃん!!!」

「ふえっ!!!?」




イキナリ枝音ちゃんが私の肩を掴んだ。




「ファンになんか負けちゃ駄目!!!

愛の力よ!!愛の力で誰よりも敦陽を応援してあげるのよっ!!!!!」

「ししっ枝音ちゃん!?」




どうしたのっ!!!??



< 80 / 106 >

この作品をシェア

pagetop