12月14日
恵「ユリア!ユリア!ねえ!聞いてる??」
恵の声に思わずハッとした。
ユリア「あ、うん。ごめん!」
恵「もう!気付くのが遅い!ずっとボケっとしてるんだから!」
ユリア「ごめん!さっきの話はまた今度話そう!」
恵「まあ、祐希達も待たせてるしね!」
そう言って私達はまた部屋に戻った。
祐希「お〜!お帰り!」
恵「ただいま〜!ねえ、みんなもうそろそろお開きにしない?私達、もう帰る時間が……」
祐希「あ、あぁ…そうだね。いつの間にか5時間も歌ってたんだ。ていうか、もう終電なくね?」
ユリア「えっ!?でもここからタクシー乗ったら結構取られちゃうよね……」
恵「もうそんな時間!?私から誘っておいてなんだけど、どうしよう……」
拓也「俺らも車乗ってきてないからなあ…」
そういって困っている時、
慶太「俺の兄さん呼ぼうか?」
祐希「え!?晴人さんもう絶対寝てるだろ。」
慶太「かもしれねえ。けど、起きてたら迎えに来てくれるかも。それに兄さん付き合い以外では基本呑まないし。ちょっと電話かけてみっか。」
私は、帰れると思い、内心ホッとしていた。