12月14日


それから、私達は今日も授業中はまったりと寝て、学校での1日を終えた。


ユリア「あ〜…疲れた…」

恵「寝過ぎてきついわあ…」

私と恵は寝ただけで勉強以上に疲れた。


恵「で、晴人さんの、どうすんの?」

そんなことを唐突に聞いてくる。


ユリア「どうって…なにも…」

恵「もう〜見ていてこっちがウズウズする〜!ウ〜ン、仕方ない!(笑)こればかりは見守るぐらいしかないからね。」

恵はニコニコしながらそう言った。


それからしばらくして─。

─ピリリリン…

恵「ユリアメールじゃない?」


ユリア「うん。誰からかな。」





私は携帯を開いた画面を、見て携帯を落としそうになった。


ユリア「……っ嘘……」

そこにはまだ電話帳に登録したてのあの人の名前があった。


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管野晴人です。
親父に連絡先を貰ったのでショートメールしました。
良かったら仲良くしてね!
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恵が私のメール画面を覗いてくる。

恵「お〜!良かったね!まったく、私の知らないうちにどんどん進展していって〜。」


私は急いで返信を送った。

──────────────
立川ユリアです!
私こそ仲良くしてください^^
これはショートメールなので、良かったら、メアド教えてくれたら嬉しいです!
──────────────



思い切って返信したけど、いきなりメアド教えてくれなんて、図々しかったかな……

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