あの頃に戻れるなら〜記憶〜
それから、優しい施設の先生や明るくて無邪気な子達と過ごした。
もっと辛い経験をしている私よりももっと歳の小さい子供達もいた。
その為、寂しいなんて気持ちもなく清々しい気持ちだった笑
毎日一時間はかかる学校までの道を送ってもらい同じ学校の子達や先生達は優しくなっていた。
なぜ急に??と思いながらも
そんな毎日を過ごした。
時には、外に出たいという欲求も
あったが子供の足では、
たどり着けない場所にあった為
出ることもできなかった。
妹は、お母さん恋しさに泣く事もあったが‘兄妹いれば怖くないっ’と励まして寄り添いあって眠る毎日を過ごした。
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