男っぽい女の子の恋愛事情。



ガラッ



そんなことを考えていたら不意に教室のドアが開いた



みんなにつられてそっちをみると_____



「…げ……」


「あ、おい、今げって言ったろ。」



私の幼なじみ、高野 優 - Takano Yu - がいた



「なんだよ。
別に何言ったっていいだろ」




「あぁそーですねぇ。
凛の言う通りでしたねぇ」




「あぁ?」



嫌味ったらしく言う優に、少しキレてしまう私


あー、情けない


こんな奴に敵意をむき出しにするなんて



「はいはいストップ」




そう言って私たちの間に入ったのは


「翔也、邪魔すんな」


小学校から一緒の優の親友、栗原 翔也 - Kurihara Syoya - だ



「まぁまぁ。
入学式早々目立っちゃってんぞ?」



「んなの朝からだよ」



朝から突き刺さるような視線我慢してんだよ



「あー、わかったわかった。
とりあえず座れ」


翔也にそう言われ、しぶしぶ席に着く私




< 6 / 90 >

この作品をシェア

pagetop