ニセ笑顔【完】
「どんな思いで!!私がどんな思いであんたらといたか分かる!?どんな思いで今まで生きてきたか分かる!?裏切られた気分あんたらにはわからないでしょうね!!あんたらは私を裏で嘲笑ってたんでしょ!!」
「・・詩兎」
ツーっと一筋の雫が流れた。
「・・行くぞ」
私は警察官に連れられてそのままパトカーに乗せられた。
「・・滅多に泣かないお前が・・泣くなんて、そんなに・・俺らは・・・あの判断は間違ったってゆーのかよっクソッ・・」
そう言って護が泣き崩れたことは私は知らない。