ニセ笑顔【完】
「最低」
「詩兎ちゃんひどい。」
そして、それから・・私の虐めは始まった。
虐めと言っても仲間はずれ。
でも、私にとって傷つけるにはそれだけで十分だった。
私が必死に話しかけても万由ちゃん、その周りの女の子が私から奪ってしまう。
もうズタズタだった。
家に帰っても、父親と母親は離婚してて父親はいなく、母親は私のために働いている。
そんな一生懸命寝る間も惜しんで働く母親に言いに言い出せなかった。
そのまま中学生へ行き、運悪く万由ちゃんと一緒の学校だった。
中学生になっても濡れ衣され、あることない事噂にされ・・。
しかし、そんな私にも救いの手がきた。