ニセ笑顔【完】





そして、私は毎日通った。






それでも暖かく迎えてくれた豹族たち。






とても嬉しかった。






憩いの場だった。






それで、戦い方を教えてくれた。







そのおかげで強くなって、虐めなんかなんとも思わなくなって、豹族と共にツーリングや戦ったりしていった。







だから、家に帰るのが遅くなっていったんだ。








それを心配してお母さんが









「・・いつも帰り遅いけど、その傷と何かあるの?・・まさか、いつも傷つけて帰ってくるって事は、悪い人たちといるんじゃないでしょうね。不良とか止めてよ」












この“不良”、“悪い人”の言葉が気に障ってお母さんを加減が分からないまま思いっきり殴ったんだ。










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