ニセ笑顔【完】
「お前が此処に居れたのはただ世界一になるための道具だっつうの」
・・永遠??
「俺らを簡単に信じてちょろすぎ。ウケる。もっと、頂点に立つための物だってこと自覚してほしいわ」
・・ひかる??
え・・なに、これ。
・・嘘・・だよね??
私は嘘だと思いたくて倉庫を出た。
行く当てもなくただただ走った。
翌朝、・・私は恐る恐る幹部室に行った。
「あ、詩兎、おはよ」
「おはよーー」
「おはーーっす」
「おは」
「おはよう、詩兎」
「皆・・お、おはよ」
「何、何したの?詩兎。」
目の前の皆を信じたかった。
だからっ・・・昨日の事を消したんだ。