ニセ笑顔【完】
そう吐き捨てて私は殺し屋になる。
殺し屋になるのは私の意思。
日本刀を見ながらニヤっと笑って
「さ~て、今日は・・・誰が犠牲になるのか」
と言った。
その言葉は静かな部屋に響いて消えた。
繁華街に着くと私服の警察官達がうようよいて目を光らせている。
私は、警察官を見抜くことができるから意味ないんだけど。
見抜くというか、警察関係者の個人情報まで覚えてる。
「・・キミ、裏の通りへ行くのかい?」