ニセ笑顔【完】
「・・お前もな」
「え、これでもあたし変わった方なんですが・・。」
・・変わってねぇよ。
私の後をついてくるその性格も。
あの時は違ったけど。
「てか、先輩殺すこと、もはや使命じゃなくて楽しんでません?」
「・・さぁな」
「酷いです。前まで凄く話して・・いえ、何でもありません」
「お前は闇に落ちるなよ」
そう言って私はそこを後にした。
「先輩にずっとついて行くって・・あの時決意したので無理かもしれません」
そう言ったのを私は知らない。