ニセ笑顔【完】
「りーーん!おはよ~!!」
「・・おはよ、というかこんにちはに近いね」
未来はお昼に登校してきた。
「だって、お母さんが起きろ起きろうるさくて~!」
「あらあら、お疲れ様」
「ん~大好き~凛~」
「ありがとう」
「あのさ、今日―――」
「なぁ、桃井。ちょっと来てくれねぇ?」
「ちょっと!志岐君!今、凛とお話し中だからじゃ――」
「すぐ終わるから。」
そう言って私に有無を言わせず腕を掴まれ、連れていかれた。
凛を見ると、顔を赤くして怒っていた。
・・あーぁ。
これは後々めんどくさくなるなぁ。