ニセ笑顔【完】
「・・え、別になに―――」
「告白した」
私に被せて言った須藤。
「ええ」という声が周りの人から沢山聞こえた。
皆が驚いている時、未来は・・怒っていた。
「・・はぁ?」
須藤の言葉に未来の顔がどんどん歪んでゆく。
「転校して数日のそこら辺より少し上だけのイケメン男がこんなか弱い女を口説いて言いわけ!?それに、私の凛なんだけど!!凛の事を何も知らない男がホイホイ告白していいっていうわけ!?凛!!こんな軽い男を好きになっちゃいけないからね!」
「・・は、はい」
未来の気迫に廊下いる生徒は皆顔が引きつっている。