ニセ笑顔【完】
・・殺さなくてはいけない。
結局は殺すのだけども、自分で決めていた言葉。
“豹族は最後に殺す”
豹族は殺したいけど殺したくない族。
殺したくない理由は、少しだけど豹族と共に過ごした楽しい時間が脳裏を過るから。
だから、過らなくなった時、・・最後に殺す予定だった。
“殺すのはいいがよく考えろ”
あの人の言葉が過る。
タイムリミット・・・後1ヶ月。
後1か月後、私は
・・暴れているだろか。
・・笑っているだろうか
・・それとも
死んでいるだろうか
するとピリリリッと着信音が鳴った。
着信≪川田≫
「・・川田」
クスっと笑って私は携帯を手に取った。
「もしもし?」