ニセ笑顔【完】
『先輩?・・ゲームする気になってくれました?』
「須藤が豹族を私に見せると分かっての行動だったんだな」
『そうです。今気づきました?』
「あぁ、そうだね。」
『それで、ゲームの事してもらえますか?』
“私が負けたら、先輩は私を殺してください。でも、私が勝ったら私と一緒に警察に行きましょ?”
脳裏に過るその言葉。
既に答えは決まっていた。
「やろうじゃないか。ゲームを」
そして、勝ってやる。
お前に。