ニセ笑顔【完】
2章
ザシュッ
はい終了。
「ばーか」
このままだと予定より処罰するものが尽きてしまう。
ということは、私の楽しみがなくなることと同じ。
「おい」
・・・。
背後から声。
私は小さく舌打ちをした。
これじゃぁ、むやみに動けない。
相手は拳銃を持っているかもしれない。
持っていなくても、私はもう相手の死角には入れない。
「お前、・・あの殺し屋か?」