遊園地は眠らない
どこかで聞いたことのある声。

誰だっけ・・・?

「なぁ、雅哉」

駿がそう言うと、
「ああ、わかってる」
雅哉がなにかを考えているようなポーズ。

「スタッフに会いにいこう」

そう言って雅哉が歩き出した。

「…会いに?」

七海が尋ねる。

「会って問い詰めてやる。いくら賞金を積まれても、こんな事故があるんじゃとても続行はできないからな」

萌絵も立ち上がる。


とりあえずこのまま続けないとわかってか、若干落ち着いたようだ。

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