遊園地は眠らない
親が預けている銀行のカード、その暗証番号は知っている。

こっそりカードを持ち出せば、今はコンビニでもお金は降ろせる。

それをエサにひとりずつ、夜の学校に呼び出すのはどうだろう?


想像するだけで幸せな気持ちになった。



でも、それよりも早く。



今は、死にたい気持ちでいっぱいだった。


















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