遊園地は眠らない
しかし、強い力で腕を引っ張られたかと思うと、そのまま床にたたきつけられた。

腹ばいになった私の右手を宮崎さんが押さえた。

「イヤ! やめて!」

のどを押さえてあえぎながら藤森さんが言った。

「あなたがしたことはけして許されない。たくさんの人の命を奪ったんだから」

「うるさい!」

のたうち回るが、宮崎さんの力は想像以上に強かった。

「でも、苦しかったのよね? クラスメイトからの証言もあるの。あなたがひどいいじめられ方をされてたって」

「うるさい! なにが分かるっていうのよ! 毎日毎日まいにちっ、人間扱いされない人の気持ちがあんたに分かるっていうの!? ぜったい・・・絶対あんたになんか分からない!」


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