Sweet†honey
ニットの袖から、ちょこんと出した長くてド派手なネイルを、スマホの液晶画面にカツカツ当てながら、【電話帳】から
貧乏五面店長―――Binbou Gomen――――
を選んで、受話マークをタップした。
駐車場のど真ん中に突っ立ったまんまで、片手はジャケットのポケットに沈めて、スマホを耳にあてた。
ズンドン―――――
重低音なウーハーを轟かせ、四斜線の車道から駐車場へと入る改造車のヘッドライトが私を照らした。
強い光りに目を凝らしてチラリと見ると、ウィンドウ全開にしたチャラ男達が、マナー違反な音量で洋楽をかけながら、こちらを見てるの。
‥‥‥頭悪そう
面倒くさそーな奴等
関わりたくねえっつうの
さっと背中を向けて、早足で隣のファミレスへ向かうべく、駐車場から歩道へと歩いてく。
貧乏五面店長―――Binbou Gomen――――
を選んで、受話マークをタップした。
駐車場のど真ん中に突っ立ったまんまで、片手はジャケットのポケットに沈めて、スマホを耳にあてた。
ズンドン―――――
重低音なウーハーを轟かせ、四斜線の車道から駐車場へと入る改造車のヘッドライトが私を照らした。
強い光りに目を凝らしてチラリと見ると、ウィンドウ全開にしたチャラ男達が、マナー違反な音量で洋楽をかけながら、こちらを見てるの。
‥‥‥頭悪そう
面倒くさそーな奴等
関わりたくねえっつうの
さっと背中を向けて、早足で隣のファミレスへ向かうべく、駐車場から歩道へと歩いてく。