キミの嘘
そんな私の不安を他所に、あっという間に朝が来て、時間が過ぎ、放課後になった。
雪「奈和ー!行こう!」
困ったなぁ。こんなに嬉しそうに笑う雪に体験が不安なんて言えないよ…。
奈和「う、うん。」
ぐいぐいと雪に引っ張られながら、私は重たい足取りで体育館に向かう。
そしてあっという間に体育館の前。
うぅ、やだなぁ。
雪「失礼します!見学に来ました!」
奈和「し、失礼します…。」
静流先輩は満面の笑みで、私達を迎え入れ、早速やろっか!と言って、私の気持ちを知る由もなく部室に案内された。