キミの嘘
-放課後-
雪 「奈和ー!部活見学どこ行くか決めた?」
奈和「んー、まだ決めてないよー。」
雪 「じゃあさ、フェンシング部とかどうよ?ここの高校強いらしいのよ!」
え!?フェンシング!?私の運動神経じゃ無理だよぉー。
でも、雪あんなにニコニコしてるしなぁ…他に行きたいとこもないし、行くか!
奈和「じゃあ行ってみよっかなぁー。」
私の返答を聞いて、不安げな表情から雪は満面の笑みになり、
雪 「そうと決まれば、ほら!行くよ!」
ぐいっ。
奈和「あ!待ってよー!」
雪に手を掴まれ、廊下を急ぎ足で体育館へと向かう。
はぁ、緊張するなぁ…。