やっと捕まえた。
電話をくれた。
帰ってこない。連絡しても繋がらない。


私の電話での態度に怒って…。
育児で少し疲れてた。

直人…。
もう一度電話したら、
「もしもし?」女の人の声。

「主人はの…直人の携帯ですよね?」
「あ〜。ベットで寝てるわ。電話あった事をつたえとくわ。まだ、眠いの切るわね。」

「嫌〜!!直人…。なんで‼︎ 私の事
嫌いになったの?だから…。女の人と
…。」

震えが止まらない。
床を濡らす涙。
動けない。どれ位時間が経っただろう。



バタン。ドアの開く音。
「碧?なんで泣いてる?ごめんな。
連絡出来なくて。」
バシッと直人の頬を叩いた。
「直人の馬鹿!酷いよ。ひどい…よ」

碧の様子が?
震えてる。抱きしめようとすると
「離して!触らないで!」

「嫌だ!どうしたんだ?話して?」

泣きながら、電話での事を…。
俺は、正直に話した。
「でも、覚えて無いんでしょ?あの…。
エッチ…したかも…なんでしょ?」
泣き止まない。
「服は着てた。だからしてない!信じて!頼むから」

「わかった。そいつ呼ぶから直接聞こう
だから、泣くなよ。

出て行った。
私は、泣き続けた。
真美も泣いていた。ママがこんなんで
ごめんね。抱きしめながら、涙が流れる。
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