やっと捕まえた。

動き始める

碧が、送ってくれたデザイン画と
細かな心配りが見える設計プラン
この感性を眠らせておくなんて
もったいないと思った。


「碧?家で出来る範囲で在宅勤務の形を
とって、仕事してみるか?」
「真美のお世話に支障が出ない範囲なら
してみたい。いいの?でも。」

「碧がしたい事をやって欲しい。
生き生きしてるのが一番だから。」

「本当言うとね。専業主婦は、大変な仕事だけどね。自分の存在を認めてくれる
場所があるって、すごく自信になるの。
完璧にとはいえないけど、どっちも出来る限りやって見たい。」

「わかった。碧の気持ち。社会で活躍するお母さん。すごく尊敬する。
子供は2人で協力して育てていけば良い
そのための、家族だから」

「ありがとう。直人。あなたと結婚してよかった。私って本当幸せ者だね。」

碧の素直な気持ちに胸が暖かくなってた
< 64 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop