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見事に痛くて、苦しくて、ヒリヒリするような恋でした。 交わることのない理系女子と文系男子。好きな人はみんなの人気者で、彼女がいる。……けれど。 主人公だけじゃない。それぞれのキャラクターも叶わぬ恋に身を焦がしているからこそ、この感動やリアリティであるのだと感じます。 お話のタイトルも素敵です。まさに「かさぶた」。 痛い青春、その設定が、ひいさんの言の葉で紡がれていくのはとてもきれいだと思ったし、とても切ないと思ったし、とても愛おしいと思いました。 読後感が非常に心地よい。これはまさに作者の世界観や積み重ねてきた文章力、そして何より作者の人柄がそのまま文字になっているからだと思います。
* 私はツンケンしている理系女子、 野々宮ちゃんにいつの間にか 感情移入してしまいました きゅっと胸が苦しくて、悲しくて もどかしくて。 でも、恋がしたくなりました。 本当に純粋に素敵な作品です 素敵な作品をありがとうございました _