ハッピー☆ラッキー



助かった……


「あ、ありがとうございま…ッ!」


振り返った瞬間、お礼の言葉が詰まって、


ドクンッ!!!!


心臓が大きく跳ね上がった。


カァッと熱くなる体、体温が軽く2度は上昇した(と思う)。


長い間見上げていたら首が疲れそうなくらいの長身。


がっしりとした筋肉質な体つきは体育会系を思わせる。


触りたくなるくらいサラサラのダークブラウンの髪に整った顔立ち、涼しげな瞳に思わず引き込まれそうになる。


「ん?僕の顔に何か付いてる?」


彼は苦笑しながら首を傾げてみせる。


「い、いえ……」


やばい。


めちゃくちゃイケメンなんですけど……



.
< 11 / 275 >

この作品をシェア

pagetop