ハッピー☆ラッキー



「亜子と千尋、でしょ?こんなことするのは」


コクコクと赤べこのように頷く美帆。


あのふたりのやりそうなことだ。


全く、


何を考えているのよ!!!!


怒りを通り越して疲れたよ……


「こんなこと、顧問と他の部員がいい顔するわけないでしょ?

たまに練習の手伝いに行くだけの部員でもないわたしがいきなりチームに加入だなんて……」


そうだよ、そうに決まってる。


腕を組み、美帆に強い視線を送るも、美帆は笑顔で首を振った。


「ううん、満場一致で大歓迎よ。

顧問の久保なんて仕事が減って楽になる~!なんて言っちゃってるし……」


えっ……


そういや久保先生、わたしが練習に参加する時にいたためしがない……。


単なる職務怠慢じゃないの……。



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