ハッピー☆ラッキー



戸惑いを隠しきれないわたしに千尋は、


「亜子先輩に言われて気づいたんです。ナナ先輩にひどいこと言ってしまったことに。


先輩ショック受けてため息ばっかり吐いて元気がないって聞いて……本当にごめんなさい!!!!」


涙ながらに詫びる千尋の後ろでドヤ顔する亜子。


さすが、しっかり姐さん。


仲介役をさせたら亜子の右に出る者はいないよ。


ありがとね。


亜子に無言で頷くことで感謝の気持ちを伝えると亜子はクールに笑みを返した。。


「もういいよ、気にしてないから。千尋のことが心配であなたの気持ちを考えずにわたしも言い過ぎた。わたしの方こそごめん!!!!」


わたしの言葉に、亜子が「えっ!?」という驚きの表情を見せたけれど、


「ナナせんぱぁーーーい!!!!うわぁぁぁ!!!!」


千尋の泣き顔が被り、わたしの胸に飛び込んで来た。



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