鈍恋diary

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「あれ…フミ？」

「ハル…久しぶりだね。高校入ってから会うの初めてかも」

「だよな…お前なんか雰囲気変わったな」

電車待ちしてたら、同級生のハルに遭遇。

ハルとは小中同じで、高校は逆方向だから会うことなんてない。

「変わった？どこが？」

「なんか女っぽくなった」

「はぁ？！元から女なんだけど…ケンカ売ってんの？」

「悪い、そういう意味じゃなくて…なんか雰囲気柔らかくなってる気がしたから。

もしかして、今からデートとか？」

中学の時も今も変わらないと思うけど…

「デートじゃないよ…そういうハルは？デート？？」

「いや、普通に男友達と遊ぶだけ」

「ナンパして？」

「まぁ、可愛い子いてチャンスあれば…それもアリだな」

相変わらず軽いヤツなのは変わってないな。

「フミは？友達何人？」

「え…無理だから！あんたなんかにあたしの友達紹介するわけないよ！」

夏帆や穂花と遊ぶとしても無理だけど…

今日約束してるの貴史君だし。

ハルなら絶対おもしろがって、言いふらす…

「どこまで出んの？」

「谷川だけど…ハルもだったりする？」

「一緒だな」

最悪…待ち合わせ場所同じとか、終わった。