鈍恋diary
だれがこんなエロガキの隣りに座るかっ!!
「まだ怒ってんの?胸覗いてたこと…」
「煩い!思い出させんな、今度やったらマジで蹴る!」
ってか、こんなとこで言うなっての!
「え?見られたの?
コウ君見たの??」
「航希…それ最低…」
穂花はあたしと航希見比べて顔赤くしちゃってるし、隆平君は完全に呆れてる。
それだけならまだいいけど、周りの人にも聞かれてない?
めっちゃ視線感じるんですけど…
「見たけど?史華って、意外と胸ある…触ったこともあるし」
「マジ死ね、バカ!」
航希の発言に、思わず脚が出てた。
向こう脛を思いきり蹴ってやった…
触ったって言い方が嫌すぎる!
たまたま飛び付いて来た時に、手が当たっただけなのに…
「それ、お前マジで死んで詫びた方がいいぞ?」
「なんでだよ!別にいいじゃん、減るもんでもねぇし」
「ホント航希最低すぎ。
史華さんも、あんまコイツに近付かない方がいいですよ?」
あたしも思う…隆平君と同意見。
「史ちゃん…触らせたの?」
「違う!たまたま当たっただけだから…なんであたしがコイツにそんなことさせなきゃなんないのよ?」
「だって…なんか史ちゃん、頼まれたら断われなさそうだし」
どんなイメージ持ってんの…穂花は。
航希の頼みなんか聞いてたら、どんどん付け上がるに決まってる…
だいたいあたしがそんなことするわけないじゃない。