鈍恋diary

「ちょっとそこ座れ」

「なんで?電車出ちゃうし…」

「バカ、悪化してんだろ?変に強がんなよ!」

なんかバレてる…

仕方なくあたしは近くのベンチに腰掛けた。

「ほら、足出せ」

「え?なんでよ!…ちょ、何すんのよ!!」

あたしが足出さないからって、いきなり足掴む普通?!

しかも、靴と靴下脱がすとか…

「これ病院行く方がいいぞ…親呼べる?」

「呼べるけど…そこまでしなくても大丈夫だって」

「バカ!ヘタに長引くだけだ…おとなしく病院行っとけ。

あと、親来るのにどれくらい掛かる?」

「う〜ん…30分かな?早くて」

なんなんだろ?親来るまでくらい、一人で待てるけど…

「んじゃ、今すぐ電話しろ」

「わかったよ…」

なんか逆らうと面倒そうで、言われるがまま母親に連絡する。

夕飯の支度をしてたらしく、ちょっと遅くなるかもって言われたけど、とりあえず来てはくれるらしい。

2回も捻ったって言ったら、どんだけバカなのって言われたけど…
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