鈍恋diary

「レントゲンとか撮った?」

「いえ…そのバケツに足突っ込んでただけですけど?」

「何してたんだよ、アホ親父は…大丈夫そうだけど、念の為後でちゃんとやらせるから」

なんかおじさんには失礼だけど、龍樹さんの方がお医者さんっぽい…

「あ〜、フミカちゃん…悪いんだけど、ちょっとスカート押さえててもらっていい?見えちゃうから」

「え…うわっ!すみません」

足ちょっと上げてるから、龍樹さんの位置からじゃ見えちゃいそうだった?

ってか、見られた?!

恥ずかしすぎるよ…

「黙ってた方がよかった?」

「いや、無理です…死んじゃいます、恥ずかしすぎて」

「あはは…フミカちゃん真っ赤だよ?可愛い〜」

「あの…見えちゃいました?」

聞くのも恥ずかしいけど、気になって…

聞いちゃダメな気もしたけど、聞いちゃってた。

「ゴチになりました!水色だよね」

見られてた!

「そこまで言わなくていいです…ホントすみません、変なモノ見せちゃって」

「いや、見てていいなら見とくよ?…襲っちゃうかもだけど」

「遠慮します」

冗談か本気かわからなくて怖いよ…
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