先輩の背中
『あー、もう絶対ベランダ行かねえ』
『ごめんってー』

そう、私の学校は朝や休み時間、生徒たちはベランダに出て過ごしている。

でも、玄関までの行くのに先輩達のベランダを通らなければいけない私は心細くていつも駿太に助けてもらっていた。

それなのに、明日からは勧誘しないというから問題だったんだよね。

次の日

はあー、憂鬱。まだ慣れないし怖いなー。
駿太ほんとに勧誘してないじゃん

この時から私はタメで話すようになっていた。
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