来ちゃダメ【短編ホラー】
2.知らないお兄さん
次の日、あやめは、
学校が終わってから、
まっすぐ、公園に走ってきた。
樹美ちゃん、ここの近所に住んでるって言ってたけど、
遊びに行ってもいい?って聞いちゃおうかな…
あっ、でも、先に家によぼうかな…
お母さんが、つれてきてもいいって言ってたし…
頭の中では、どんどん樹美ちゃんとしたいことが、
ふくらんでいく。
「あやめちゃん、
砂場で、コイチゴちゃんのお城作らない?」
ふと、気づいたら、すぐ側に、樹美が立っていた。
「うん!いいよ!」
二人は、
いろいろおしゃべりをしながら、
砂場でコイチゴ城を作りはじめた。
ボーイフレンドのキャラマスコットもあったらいいのになとか、
コイチゴちゃんの得意なラズベリーパイって、食べた事ある?とか…
最初は、お城のつもりが、滑り台や、プール、レストランも作ったので、
結局は、ディズニーランドみたいになった。
最後に、二人の六色のコイチゴちゃんを、並べて配置して、
コイチゴランドが完成した。
「完璧だね!」
あやめは、満足そうに砂場をながめた。
「うん。
このまま残しておきたいくらい」
「写真にとってあげようか?」
二人の後ろに知らないお兄さんが、
レンズの大きなカメラ首からさげて、立っていた。
学校が終わってから、
まっすぐ、公園に走ってきた。
樹美ちゃん、ここの近所に住んでるって言ってたけど、
遊びに行ってもいい?って聞いちゃおうかな…
あっ、でも、先に家によぼうかな…
お母さんが、つれてきてもいいって言ってたし…
頭の中では、どんどん樹美ちゃんとしたいことが、
ふくらんでいく。
「あやめちゃん、
砂場で、コイチゴちゃんのお城作らない?」
ふと、気づいたら、すぐ側に、樹美が立っていた。
「うん!いいよ!」
二人は、
いろいろおしゃべりをしながら、
砂場でコイチゴ城を作りはじめた。
ボーイフレンドのキャラマスコットもあったらいいのになとか、
コイチゴちゃんの得意なラズベリーパイって、食べた事ある?とか…
最初は、お城のつもりが、滑り台や、プール、レストランも作ったので、
結局は、ディズニーランドみたいになった。
最後に、二人の六色のコイチゴちゃんを、並べて配置して、
コイチゴランドが完成した。
「完璧だね!」
あやめは、満足そうに砂場をながめた。
「うん。
このまま残しておきたいくらい」
「写真にとってあげようか?」
二人の後ろに知らないお兄さんが、
レンズの大きなカメラ首からさげて、立っていた。