最後に君の笑顔を。



余命1ヶ月と言われて
真っ先に思い浮かんだのは健太だった。




病院に行くから私は部活を休んだ。
部活中なのは分かってるのに
電話しちゃった。
なのに君は優しい声を出てくれる。



「結月、どした?」


その優しい声に泣きそうになった。



「ちょっとー、部活中でしょ!」



「うるせー。お前は休んでんだろ!」



「…病院だもん。」



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