〈BL〉SecretLove〈短編〉《番外編》
「はいはい、
オレは雅実から
将を取った悪者ですよ~」
楽しそうに笑いながら
信昌さんが姉さんに言った。
謝る気はサラサラなさそうだけど。
呼び出されて来た
二人は姉さん達の会話に
ポカーンとした顔をしている。
「将も何で、
信昌なんて好きになったの?」
自分の元旦那に
なんて言い種だ。
「しいて言うなら本能かな……」
直感というか
信昌さんを見た瞬間に
感じるものがあった。
「運命を感じたってわけね」
完全にほったらかしに
されていた瀬々串さんが口を開いた。
「二人の離婚の理由って、
そういうことだったの?」
そう、真相は
僕と恋人になったから。
ただそれだけのこと。
「どっちから言ったんだよ?」
桂瀬さんも訊いて来た。
「オレ」
サラッと言ってのけた信昌さん。
「何で?」
普通は義弟を
好きになるなんてないもんなぁ。
オレは雅実から
将を取った悪者ですよ~」
楽しそうに笑いながら
信昌さんが姉さんに言った。
謝る気はサラサラなさそうだけど。
呼び出されて来た
二人は姉さん達の会話に
ポカーンとした顔をしている。
「将も何で、
信昌なんて好きになったの?」
自分の元旦那に
なんて言い種だ。
「しいて言うなら本能かな……」
直感というか
信昌さんを見た瞬間に
感じるものがあった。
「運命を感じたってわけね」
完全にほったらかしに
されていた瀬々串さんが口を開いた。
「二人の離婚の理由って、
そういうことだったの?」
そう、真相は
僕と恋人になったから。
ただそれだけのこと。
「どっちから言ったんだよ?」
桂瀬さんも訊いて来た。
「オレ」
サラッと言ってのけた信昌さん。
「何で?」
普通は義弟を
好きになるなんてないもんなぁ。